偏食の人が言われてイヤな言葉と偏食の「改善」方法
わたしは偏食です。食べられないものは生もの、肉、豆腐、メロン、辛いもの、酢漬けのものなど、数えだしたらきりがないほどです。
これでも「改善」したほうで、子供のころは海苔を巻いたおにぎりすら食べられませんでした。
今偏食で悩んでいる方、子供や家族が偏食で悩んでいる方は少なくないのではないのでしょうか。
※ここでいう「偏食」とは、アレルギーによるものではなく、宗教や思想によって特定の食べ物を摂取しないことでもなく、単に嫌いだから食べないことを指します。
わたし自身、偏食は悪いことだとは思いません。全く不幸だとも思いません。(給食は苦痛でしたが・・・)
ですが、人様に迷惑をかけることはしばしば。わがままとわかっていても身体が拒否するから嫌いなものを食べることができないのです。
今回は、偏食の人が言われてイヤな言葉や、偏食を少し「改善」する方法を紹介したいと思います。
あくまでわたしの主観ですが、偏食の人がどんな感じなのか知るのも人間観察みたいでおもしろいのではないかと思います。
また偏食の家族に悩む方の参考になれば、と思います。
偏食の人が言われてイヤな言葉5選
1.○○が食べられないなんてかわいそう
これが一番イヤな言葉です。「かわいそう」という言葉自体が嫌い。自分は全くかわいそうだとは思っていないのです。
犬のおいしさをわからないなんてかわいそう、といわれたら、どうでしょう。
いや別に…みたいな感じになりますよね。
幸不幸の尺度は自分にあるのに、他者によって決めつけられることの理不尽さったらありません。
2.なんで○○が食べられて、××がダメなの?
○○と××は同じものではありません。全く違うものをいっしょくたにする無神経さにはゾッとします。
特に加工したものと材料の食材そのものは別物です。トマトが食べれてもトマトジュースが飲めない方は結構いらっしゃるのではないかと思います。
3.同じ釜の飯を食うことで仲が深まるのに…
こういった精神論はどうも苦手です。
同じものを食べても仲の悪い集団はいますし、逆も然りです。
それにレストランにいったらみんな別々のものを食べるではありませんか。
別々のものを注文して、「それどんな味?」と交換するもの楽しいもの。(偏食の人はそれもできないこともありますが)
4.作った人に悪いと思わない?
作った人は私が無理やり食べて吐く姿を見たいのでしょうか。
5.途上国の子供は満足に食べることもできないのに…
ではあなたはそういった子供たちに具体的になにか支援をしているのでしょうか。
なんだか憂さ晴らししているようになってきたので、この辺でやめます。(笑)
さて、わたしは子供のころ今より激しい偏食だったのですが、現在は少し「改善」しました。
どうやって?
ここからは偏食が少し「改善」する方法を紹介します。
偏食の家族で悩む方のヒントになればいいな、と思います。
※こちらもあくまで主観です
なぜ食べられないのかといえば、その食べ物のことを知らないからです。
あなたは初対面の人を家に入れますか?
偏食の人は食べ物に対する警戒心が強い。この警戒心を解くには人間関係と同じで少しずづ距離を縮めることです。
1.無理強いしない
逆効果です。また以下の方法を実行しても功を奏しないことはしばしばあります。気長に待ちましょう。
2.食べ物の長所を教える
TV番組でよく、○○は健康にいい!その仕組みは~~でダイエットや老化予防に効果的!など紹介していますよね。
翌日になるとスーパーからその食材が消えていたり…
このようにその食べ物をとることによってどんなメリットがあるのかを知ること
ちなみにわたしはTVによってごぼうが食べられるようになりました(笑)
できれば偏食の人が今まで食べれなかったものを食べたときには、そっとしておいてほしいですね。「あ、食べた」とか「これで○○も食べれるようになるね」とか褒めないほうがいいです。(あくまで主観です。褒められたほうが嬉しい人もいるかもしれないのでその人に合わせてください。)
もし偏食の人がいなかったら?
もし人類全てが好奇心旺盛で目に入ったものをなにもかも口に入れてしまう性格だったら…
毒にあたったりして人類は滅亡の危機にさらされるのではないでしょうか?
警戒心の強い人が一定数いることで種全体が守られるのでは?
偏食とは人類の種の多様性ではないでしょうか?…と大げさに締めくくります。
最後までありがとうございました。
ごあいさつ
はじめまして。
森里灯(もりさとあかり)と申します。
このたび「なんとなく」ブログを始めることとなりました。
このブログでは考えたことや研究のこと、読んだ本や漫画のレビューなどを書いていこうと思います。
わたしはこの春文系大学院(修士課程)を卒業する予定で、その後はアルバイトしながら就職先を探す予定です。
この際宣言しちゃいますが、人生の目標は在野研究を続けることです。このブログでその成果を披露していく所存です。
なんと甘い人間か、ちゃんと就職しなよ、と思われるかもしれません。
わたしはのんびりした性格でして、いや、それどころか、のんびりすることを愛し、のんびりする時間を守るためなら戦うのも厭わない人間でございます。
陽の当たる部屋で寝転んで青空を見上げて鳥のさえずりを聞くとき至上の幸福を感じるのです。
それに正直に申せば在野研究に一種の憧れがあります。
困難な道かもしれませんが、ゆっくり研究を続けていけたらいいなと思います。
そんないわゆる社会不適格人間ですが、このブログで誰かのお役に立てれば幸いです。